加藤精三

この人を初めて知ったのは『忍ペンまん丸』の白老。甲賀のドンであり、威厳があって怖そうだが、実は関西弁の小噺好きのひょうきんな猿である

『特救指令ソルブレイン』のソルドーザーを演じた時はとても愛嬌があり、私はソルドーザーと友達になりたいと思ったほどだ
『ぜんまいざむらい』の茶じじは、前述のキャラクターより陽気で、ややもごもごした口調だが、ヒゲがある分自然に聞こえる(ぜんまいざむらいの名前を間違えるところは必見である)


加藤氏は、ソルドーザーと同じく心を持つロボットである、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のメガトロンも演じたが、実質的な声質以外はあまりにも似ていなさすぎる
デストロン破壊大帝である彼は悪役にふさわしいほど威圧感があるからだ。(それでもって少しお調子者なところもあるせいか、ファンも多い)
しかも『ザ・ムービー』でガルバトロンにパワーアップした後『2010』で再登場した際は、怒鳴り癖が余計にひどくなった上、狂気が混じって余計凶暴になり、より恐ろしい悪の帝王になった


余談だが私より半世紀ほど上の世代だと、星一徹で通じる場合がある