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その日は僕にとって忘れられない一日となった。


1時間目の生物の時、上の教室から男女入り交じった悲鳴が漏れた。
何だろう、と僕は思った。
「助けて」という聞いたことのある声の悲鳴を聞いた僕は落ち着かなくなり、教室を出た。すぐに担当の先生につかまったが。
「勝手に飛び出すんじゃねえ!」
危ないかもしれないから、というのは分かったが僕は尋ねてしまった。
「どうして…ですか」
「とにかく教室で待機してろ!」

*********

3分後、僕たちは強制的に一斉下校させられた。殺人事件があったとしか聞いてなかった。

帰りに僕はショッピングモールの中のラーメン屋へ入った。
そこでは僕の知り合いの知り合いの乙木健三郎がズブズブとラーメンを啜っていた。
僕の存在に気付くと、身振りですわっていいよと僕に言った。
「なあ乙木ぃ、確かお前クラス隣だったよな」
「ああ。………あの時うちのクラスも授業中だった。」
「どんな様子で、被害者が誰だったか説明してくれないか」
「私にもよくわからない。
ただ覚えてるのは野次馬どもの恐怖に満ちた顔と、周辺の教室から漏れる悲鳴ぐらいだ。吉田から聞いてないのか」
僕はその言葉に少しカチンときた。
彼は男装の女をそのまま男にして、感情が抜けたような口調でしゃべるのはいつものことだからいいのだが、今のような言葉をあのまま言われたら不快なことこの上ない。
そう思いながら僕はイスから立ち上がろうとした、その時だった。
テレビの女性ニュースキャスターが件の事件を伝えていると、一人の少女の死を伝えた。
「たった今入った情報によりますと、午前11時頃、意識不明の渋滞だった要律子さん(17)が失血によるショックで亡くなられました。
これで、この場にいた生徒先生全員が亡くなられました。」

要律子―その名を聞いただけで僕は目眩を覚えた。

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