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私に憑依した小ネタ後編
この辺は授業後数日間練った

「うあぁぁ!」
ゴーストフリークは苦しみに包まれ、胸を手で割くように開いた
そこへマックスの車がやって来た

悲鳴をあげるゴーストフリークの胸からは緑色の光が溢れ、ワイルドヴァインがぼとっと落ちた
ワイルドヴァインは身体を打ち付けそうになる前に、伸ばした指を車のアンテナに巻き付けた
少しむせた後、ワイルドヴァインは「やっぱりチームワークが重要だな」と言い、ゴーストフリークは合体出来ないと悔しがり、グウェンに憑依しようとしたが、ワイルドヴァインがグウェンをゴーストフリークから離したため失敗した

「いい加減降参したらどうだ」
ゴーストフリークは触手をワイルドヴァインの両腕に巻き付けたが、棘で痛々しいまでに裂かれた
悲鳴を上げたゴーストフリークは、触手の奥から先程の拳銃を出した
「お前らしくない武器だな」
バズン!
弾はワイルドヴァインには当たらず、彼の後ろの車のエンジンに命中していた
「次はお前の大切な人だ」
「…………………わかった」
「そう、いい子だ」
ゴーストフリークは邪悪な笑みを含んだ声で言って、ワイルドヴァインの胸に近づいた
と、その時だった
「隙有り!」
ワイルドヴァインは素早くゴーストフリークを抱えこんだ後、ゴーストフリークの脳天を地面に叩きつけた
「★×*√※_☆!」
「よっしゃ!ブレインバスター決まった!」
「でもそんな技どこで覚えたの?」

「フォーアームズが教えてくれたんだ」
ガッツポーズを決めてそう言うワイルドヴァインの胸が赤く光りだした

ベンが元に戻った時、のびていたゴーストフリークがゆっくりと起き上がった
「隙有りはどっちだ…」
よろよろとゴーストフリークはベンに近づき、オムニトリックスを強制的に緑色にした
ベンの顔に不安が浮かんだ
ゴーストフリークはベンに憑依するかと見えたが、大人しくウォッチの中に入っていった
ゴーストフリークは力ないながらもニヤリと笑った
しかし、グウェンがサンガンを構えたのを見て、ゴーストフリークはウォッチの中へ入っていった。
ウォッチにはゴーストフリークのシルエットが見えた

「“今日”は降参したな」
「まぁな」
ベンの頭の中にゴーストフリークの声がした
「でも今度騒ぎを起こしたらただじゃ済まないぞ」
ゴーストフリークのやや明るい笑い声が夜の空に響いたと、ベンとグウェンは感じた

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