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ご無沙汰エロネタ 今回はボーイズラブ路線。 初語り手の一人称不使用 キャラデザインは、外部委託にしようかと考えている 事件は6月の第2金曜日の夜、孝也の部屋で起こった。彼の両親はいつもの如く、仕事で留守にしていて、そこには、孝也と、彼の年下の幼馴染である、高松祐太がお茶と世間話をたしなんでいた。 「うん、でも何だか眠たくなっちゃった。一緒に寝てもいいかな?」 その背後からは黒いオーラが出ていた。 「お前、祐太じゃねえだろう。」 そのときの表情は、いつものおどおどした感じではなく、整った、でもどこか気だるい感じがした。 孝也は少し無関心そうに一声上げると、自己紹介をした。 「俺はヴィンセント・ネッド・スターシブル。吸血鬼さ。」 その後彼は自分の胸をぽんぽんと叩きながら、こう付け加えた。 「こいつは俺の器だ。あいつ、やばいと思って俺を呼んだのかな。まあ、器の姿をとるってのも悪かねえんだけどな。」 ハイドは黒い、でも今度はイタズラっぽい笑みを浮かべた。 「ほおう、おもしろそうじゃねえか。俺の首にでも噛み付くのか。」 「や、それはできない。器の性質までは乗っ取りきれてねえからな。」 ヴィンセントは時計を見た。午後七時30分。まだ両親は帰ってきてない。 「さて、はじめますかね。」 彼はハイドの背中に手を回した。とたんにハイドの顔が赤くなった。 その直後、尻のあたりに指らしきものが触れ、トコトコとそいつらが進んだ後、彼のからだに衝撃が走った。 「落ち着け…。」 そしてその指は、再び背中まで這い上がっていった。それと同時進行に、不埒(ふらち)で官能的な侵入者はハイドを犯し続けていた。 「心配すんな、走った後とおんなじだ。」 ハイドはいわれるがままにしていた。人の言うことに抵抗を感じなかったのは、ジョディの頼みごとと、先代魔王の命令と、こいつだけかもしれないと思った。 「本当は血ぃ吸いたかったけど、お相手が器のマブダチだからこれしかできない。」 そうちょっと申し訳なさそうに言うと、刺したものをのろのろと抜いていった。その間はいどは、心では快感に痺れていたが、肉体では喘ぎながら泣いていた。 「っ……、んっ…。あっ…。」 さすがの魔王陛下も、口の中に侵入してくる舌には、抵抗できなかった。噛もうと思えば噛んでしまえるのだが、そんなことをしようという想いよりも、このままずっとこうでありたいという想いがはるかに強かった。 5分ほどして、ヴィンセントは口から体全体へ、順をおってハイドからゆっくりと放していった。 ぽすん、とハイドはベッドに座らされた。ヴィンセントは服を着替えていた。 「お前の分はここにおいておく。早く着ねえと風邪引くぞ。」 俺のこと本当に気に入った見てえだな、とハイドは制服に手を伸ばしながらそう思った。 「あばよ、またあおうぜ。」 こういい残して。 ヴィンセントは無言で手を振った。残された祐太は目を覚ますや否やこういった。 「あの…君誰?」 ヴィンセントは机の上の小さな置き鏡を見てびっくりした。鏡には金髪の青年の姿が映っていた。彼はちょっと考えると、自己紹介をした。祐太は十字を切ろうとも、恐れるような行動も見せずに、自己紹介をした。 「お前、怖くねえのか。」 まっすぐにヴィンセントを見詰める祐太の顔つきは、ハイドみたいなノーティーさ、つまりはイタズラっぽさや、腹黒そうな感じはなく、純粋な少年の表情だった。 「じゃ、これからも宜しくな。」 差し出した華奢な手に、祐太は握手をした。 PR |
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