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田辺久太はクラス一の美少女、王城笑花にラブレターを渡そうと、彼女の後を付いてチャンスを伺っていた。しかし彼女はなかなか距離を縮めてはくれない。やっとの事で距離が縮まったそのとき、彼女は屋上のドアを開けた。
そこには純白の鳥の羽を生やした男が立っていた。
黒人的な癖毛に細い眉、少しきょろっとした目ながらも真面目そうな顔は空を見ていた
彼は二人の存在に気付くと慌てて羽を引っ込めた
「土井先生、大丈夫です。僕らはみんな先生が天使であること知ってますから。」
土井は顔を赤らめて気まずそうに俯いたが気を取り直して尋ねた。
「それより、どうして君達はここに?ここは関係者以外立ち入り…」
突然笑花が走り出したので土井はびっくりしたが、彼女がフェンスによじ登り出すと、すかさず彼は地面をけって羽を出した。
「そんなこと」
笑花はフェンスを蹴った。体がふわりと浮いた。
「先生には」
笑花のからだは垂直に落ちていった。
「関係ないでしょ」

土井は落ちていく笑花の体をお姫様抱っこした。
「なんで、何で助けるの、あたしの言ったことが聞こえなかったの」
「聞こえたよ。でも生徒の命を守ることは当然のことだ。なぜなら君達は私の大切な生徒だから」
2人の下2mには、白い羽根が降っていた。
屋上にいた久太の顔にも白い羽根は当たった。


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