栗むきさんより、ハロウィンイラスト。
イン・ヤン・ヨーよりヤック(左)と、Danny Phantomよりダニー・ファントム(右)。
今にもいたずらしそうなヤックとええって感じのダニーのバランスが素敵です。
栗むきさんへ、私のわがままに答えてくださり誠にありがとうございました。
幸月夜慧様のところでしましたハロウィンリクエスト。
描かれているのはベンヴィクター。
幸月夜慧様誠にありがとうございました。
追記は幸月夜慧様のところでしました別のリクエスト。いわゆるスラッシュですので、男性同士の恋愛が苦手な方はご注意。
誰もいない日だった。
それこそ、部屋の主や監視役、やんちゃなあいつまでいない日だった。
「…?」
みんな煙のように消え去っていた。
「フリーク…?ヒート…?エクセラレート?」
シン…と静まり返った部屋の中、水面から顔を出した。
「…?」
尾を足にして水槽から這い上がる。
そばにある手すりを掴んだ。
「…ちょっとだけなら…いけそう?」
階段を降りていた。
なんども滑りそうになるのをなんとかしてたえていた。
相変わらずリップジョーズ以外の気配は無い。
「ここ、かな?」
錆び付いた扉が目の前にある。
軽くノックをするが返事は無い。
「いいのかな…?」
キュッと胸の前で拳をつくると反対側の手で扉にふれた。
ギギ…
「えと、失礼しまーす。」
ジメッとした檻の並んだ部屋だった。
しかしその檻中すら空っぽだ。
「誰もいないのか、な?」
ヒタヒタと自分の歩く音だけが響く。
「あれ、奥に扉が…」
と、ふれようとしたとき、急に扉がバンッと開き、中からでてきた緑色の何かに体を掴まれ、中に無理やり引きずり込まれた。
「う、うわぁああ!」
全身をつかまれ身動きすらとる間もなくひきずられていく。
「あん?お前誰だ?」
ボテッとおろされ、青い一つ目と目があった。
「…だれ?」
聞かれたリップジョーズはたまらず同じ言葉を返した。
こんな生物見たことない。
「俺?俺はワイルドバインって言うんだ。」
足がうねうねと動く。
「お前はうまそうだな。」
「お、俺はピラルクじゃない。」
鋭い歯が規則正しく並ぶ口をニッとした。
「……」
「そんなに警戒するな。」
足元から徐々に這い上がってくる触手に気持ち悪さを感じながらも逃げることができない。
「ちょっと、味見するだけだ。」
リップジョーズの腕をつかみ自分の口へともってくるワイルドバイン。
「お、おいしくない…!」
手を離せないか試みるがワイルドバインはそれを気にせず指をくわえた。
「…!」
リップジョーズはワイルドバインのその行動にとっさに爪を立てた。
ガリリッと音がして口から指が離れた。
「…貴様ッ」
舌から血を流しながらギッとリップジョーズをにらみつけた。
「そ、そんなつもりじゃ…!」
「…もういい、味見は終わりだ。」
その言葉とともに触手の力が急に強くなる。
足をひっぱられこける。
それを待ってましたと言わんばかりに触手が床へとリップジョーズを縫い付け動けないようにする。
「これからは本番といこうか…」
顎をつかまれ上を向かされる。
「…っ」
無理やり唇を重ね合わせ、口の中をゆっくりと浸食していく。
「ん、んぅ…」
リップジョーズが唇に気を取られている間に触手は体全体を動き回り敏感なところをユルユルと撫でていく。
「ぁ、はぁ…!」
真っ白な頬は真っ赤に染まり喘ぎをもらす。
押し返そうとワイルドバインの胸に手を置くが、力が入らずにそれは滑るだけで終わってしまった。
「や、やだ…フリークぅ…」
助けを求めるように声をあげるがそれもワイルドバインはニヤニヤと笑って聞いていた。
「誰もこねぇよ。」
鎖骨に赤い花を散らし、ワイルドバインは静かに、そして楽しそうに答え、行為を続けた。
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幸月夜慧様誠にありがとうございました。
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