嬉しいったらありゃしない。
余談だが、ウィリーはドッキーとも仲良くなれるのかもしれない。
極悪トリオはきっと、ギアーズのシークレット・センサー・スキャンを外してしまうだろう。
ドッキーの階段すべりを眺めるウィリー。
そこへ<Mが駆けつけてくる。
ウィリー「どうしたんだ、マグネロ?」
M「トイレに入ってたら首掴まれたマグ!!」
ウィリー「?」
トイレからZの悲鳴が上がる。
ウィリー「何だ?」
男子トイレに来る3人。Zを発見するウィリー。
ウィリー「何をそんなにおびえるんだ?」
Z「おばけおばけおばけおばけおばけだぞび!」
D「は?」
ウィリー「誰もいないぞ。」
ドスンという音が個室からする。
ドアをノックするウィリー。
ウィリー「おーい、どうしたんだ!?」
ノブをガチャガチャさせるウィリー。
D「しまってるな」
隣の個室に回るウィリー。
個室の壁をよじ登って覗き込むウィリー。
ウィリー「ははー、なるほど。(壁から手を離して)3人とも、これお化けじゃないよ。」
D「そらみろ。」
D,Z,Mの順で肩車する3人。
M「誰マグ?」
ウィリー「ギアーズだよ。」
D(順番を交代しながら)「だから誰なんだ。」
ウィリー「俺っちの仲間で、いっつもぼやいてる奴。」
Z(順番を交代しながら)「何でこんないたずらしたんだぞび?」
ウィリー「簡単だ。ナニモノカガシークレット・センサー・スキャンってパーツをはずしたんだ。」
D「そいつをはずすとどうなんだ?」
ウィリー「いつもは不満をたらす彼が、恐ろしいほど素直になるんだ。」
D「それをはずす奴といえば…。」
顔を見合わせる一同。
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カフェテリアで会食する極悪トリオ。
Y「ゲヘゲヘゲヘ。あんな便利な奴がいたとは驚きだな。」
U「最初あいつはぼやいてばっかりいたんです。でも、あの胸の変な装置をはずしたらたちまち俺たちの仲間同然になりました。シシシシシシシ。」
T「でもそしたらおらたち極悪トリオじゃなくなるずら。」
Y「そうか。じゃあ新しいネーミング考えなきゃな。」
D「おいお前ら,よくもギアーズを利用してくれたな!!」
極悪トリオ「げっ!!!」
(続く)
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