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幼馴染と同じ高校に入学できて嬉しい。
入学式。私は幼馴染である圭、そして彼が高校で知り合った、孝也という少年と桜舞い散る中を歩いた。 「へえ、幼馴染なんだ」 美少年とはいえないが、孝也の笑顔はとても素敵だった。 「そうなの。孝也君って、同中いる?」 「ううん。」 しまった。笑顔が消えた。 私は気まずくなったが、孝也はまた笑った。 「でも友達ができて嬉しいよ」 私はほっと肩をなでおろした。 と、その時、圭は大声を上げて手を振った。 その先には、うちの高校ではない制服を着たツンツン頭の少年が歩いていた。 「誰に手ぇ振ってるの?」 孝也は圭に尋ねた。 「涼君よ!!崎村 涼って子!! 月原学園の!!私のメル友なの!!」 私は思わずうつむいてしまった。 しかし圭はそんな私にはお構いなしで、きゃあきゃあ騒ぎ続けた―と思ったが、一瞬凍りついた。 「どしたの?」 孝也は圭の顔を覗き込んだ。 「ひどいわ、ひどいわ。許せない…。彼女がいたなんて…。あ、キスしてる!!!ひどいわ、ひどいわ!!!」 まあまあと孝也がなだめるも、当の本人は、怒りが収まらないようだった。怒りたいのはこっちなのに…。 PR |
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