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「もしもし?」 「もしもしじゃないわよ!!!祐ちゃん今どこにいるの!!!??もう12時よ!!お母さん心配したんだから!!」 12時?僕は一瞬わけがわからなかったが、キーンって音がしなくなってからびっくりした。真っ暗で静かな上に、周りに誰もいないのだ。 「き、菊代高校…。」 「菊代って明後日の方向じゃない。」 僕は面倒くさそうに答えた。 「野暮用の積もりが寝ちゃってて気がついたら…。」 「まあいいわ。今から車で迎えに行くわ。」 僕は了解すると電話を切った。 あれ―?今12時ってことは―なんでまだピアノは鳴っているんだ? と、そこへラブレターの受取人(?)の美亜さんがやってきた。 「祐太君、何であなたここにいるの?」 「まあいいわ。とにかく今は音楽室へは近づかないほうが貴方の身のためよ。」 彼女が着いた先は、音楽室だった。中は不気味に、そして幻想的に青白く光った。 ピアノの前には、一人の少女が演奏していた。 「ついてきちゃだめって言ったでしょ。」 美亜さんは、振り向きざまそういってきた。 僕は身を隠していたが姿を現すことにした。 「中学のときは、いつも2人で霊慰めに行ったもんね。いいわ。でも自己責任よ。」 |
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