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「あなた、いつまでそこにいるの?」 美亜さんの言葉に答えるかのように、ピアノの前に、再びあの少女がすうっと現れた。 「なぜ私が見えるの。」 少女の声は、消え入りそうだったが、透き通っていた。 「もともとね。あなたは―竹島久美子さんね。」 少女はうなずいた。 僕はその名前に聞き覚えがあった。 「会うの、久しぶりね。入学式のとき以来かしら。ねえ、何で1年以上もここにいるの?1年生の姿のままで。」 「実は―海斗君を好きになっちゃったの。でもあの子、恋人がいて…。」 僕はあっと言いそうになってしまった。あの子、1年前に確か…。そう思い出し始めたその時、頭の中で、ドカーンという音と、女性の悲鳴が響いた。美亜さんの声も聞こえた。救急車のサイレン…。 PR |
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