原作者・出版社等とは一切関係ありません
バトン・リンク報告等はメールフォームでお願いします
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
|
|
Bellnare(ベルナーレ) さんから頂いて参りました、ゾビー&チャップス小説 でも、とっても甘い甘い気持ちになりました。MHS小説で甘い気持ちになれたのは初めてです。Bellnareさん、ありがとうございました。
黄緑色のふわふわした頭にカラフルなワンピース白いフリルにレースにリボン
大きな瞳に長い睫毛そして控えめなそばかすはいつかに拾った人形そっくり あの人形はなんていうんだったかな・・・? お世辞にも細いとはいえない体つきのこの女は気まぐれに俺の部屋へ来る 俺は部屋にいることが少ないがなぜか帰ってくるといたりする 「ゾビー、もう少ししたらご飯できるから待っててね」 「なんでいるんだよ」 「ゾビーいっつもちゃんと食べてないからぁ、あたしが作ってあげようと思って」 「死なねえんだから大丈夫だっての」 この女の語尾ののばし方がいつも耳障りだ 嫌いではないが好きでもない人種 人種は好きか嫌いか、必要か必要でないかにしか分かれないと思う いったいこの女は俺にとって必要なのか はたまたどれほど必要なのか・・・ 結局今日もチャップスの好きなものが並んだだけ 絶対栄養なんて考えてない でもたしかに暖かいものの方がいつもの冷たいゼリーみたいなものよりはいいかもな 今思えば今までその生活で死ななかったのは奇跡だとさえ思える 青い手の縫い目に靄がかかる 目を覚ます いつの間にか夜になっていた さっきまで空は鮮やかな金色だったのに 11:26 起きてなかったら完全に遅刻だった ふと横を見ると隣で寝ていた女は消え、かわりにキッチンから甘い匂いがした 「なにしてる」 「お菓子を作ってるの。もう一度焼いたらできるから」 「もう一度・・・?」 「ビスケットってねぇ、二回焼くのよ♪」 思い出した あの人形はビスクドール 二度焼く陶器の人形 本当にそっくりだ 焼き菓子のようなこの女 「おまえは 甘いか?」 PR |
|
|
COMMENT
カレンダー
フリーエリア
カテゴリー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(08/07)
(01/01)
(11/18)
(02/15)
(04/27)
最新TB
最古記事
アクセス解析