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この人と聞くと即座にカゲマンのおまぬけ(失礼)怪盗デアールを連想する
一人称は確か我輩だったはず 『バイチュ~でアール』(アニメ本編中ではなくゲスト出演時のミニゲーム内の音声)はよく覚えてる ソニックXではカオティクス探偵事務所のベクター・ザ・クロコダイルを演じている 口調は荒いけどデアールらしさはある。(ていうかこの話は以前見た記憶がある) また、TFスーパーリンクでは今のところランドマインとオメガスプリーム(いずれもサ軍)を演じていることが確認できている(詳しい活躍は見ていないが、デアールやベクターとは違う感じのキャラと見た方がよいと思われる) 昨夜『アイデンティティ』というサスペンス映画を見てきたが、三宅氏の演技に申し分はなかった。(私が分かる他の吹き替え担当者は堀内賢雄、かないみか、江原正士、玄田哲章、大塚明夫、大塚芳忠、武虎) ********* お詫び:2/8放映された『ブレイド』のフロスト役の声優の予想が外れていた事をここに記します ※敬称略 |
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「なあ隆、校長の頭について考えたことあるか?」
朝会の最中、山口卓は前にいる小島隆に向かってささやいた。 小島は首を振っただけだった。 面白くないと思った山口は隣りの女生徒に先ほどの質問をした―結果は同じだった このM中校長の芝浜銀之助―通称銀ちゃん―は白髪のクリクリ頭にキリッとした顔つきの初老の、話のうまい男だった。 完全無欠に見えるがゆえに、最近ネタ切れ気味の“いたずらっ子御用達”の情報屋の山口としてはスキャンダルになるような『あら』を見つけたいのである。一度見つけた情報は真偽がわかるまで機会を窺う。それが山口のやり方だ。 そして、機会はやって来た。 それは防災訓練のため、青空映える校庭で全校集会が行われた時だった。 突如校舎の後ろから青い戦闘機が校長目掛けて滑り落ちてきた。 校長や彼のそばにいた連中の命に別条はなかった。 山口は彼の頭を見た―不自然にずれてない。 がっかりしたように思われたが、すぐに目が鋭い光を放った。 視線の先には禿頭を押さえておろおろする教頭の姿。 戦闘機の機首には黒い毛の塊がちょこんと乗っていた 完 |
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僕は放送室に来た。2人の男性タレント以外まだ誰もいない。
「お名前をどうぞ」 冷血声は黒い長髪を、ドアを閉めたせいでほんの少し揺れたのを気にせずにこう尋ねた。 僕は素直に自己紹介をした。 「刀祢君、よろしくな」 熱血声は熱い瞳で僕を見た 僕は取りあえず二人と握手をした後、本題に導かれた 「誰に告白したい」 冷血声が口を開いた。 「ぼくが、ラブレター渡しそびれた人に」 「誰かにとられたの?」 「病魔に…」 一瞬沈んだ空気が流れたが、冷血声が自然な笑顔でカメラに向かって言った。 「それでは刀祢君、どうぞ」 あとでわかったのだが、その時の僕はにっこりと微笑んでいたらしい。 僕は深呼吸すると、ゆっくり口を開けた。 「律子さん、聞こえますか?まずあなたに謝らなければならないことがあります。それはあなたを救えなかったことです。 僕はあなたのことが好きでした。あなたと話ができたのはたった一度だったけどとても幸せでした。 今でもずっと…あなたのことを忘れることはないでしょう」 タレントたちの方を向くと、熱血声がしゃくり上げながら泣いていた 外には吉田と乙木、それと僕の友人が何人か待っていた 「これで、よかったと思う」 僕の友人たちは僕のその言葉を聞いて笑顔になった。 「そうだな」 吉田はそう言った。 「さて、早くしねえと休み時間が勿体ねえやい」 僕の友人の田中が廊下を駆け出した。 「待ってよお」 僕たちは彼の後を追った 完 |
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そんなある日の事、僕と乙木の共通の友人である吉田が僕にこんな事を提案してきた。
「なあ、いっそのごとくりっちゃんに告ったらどうなん」 故人に言っても意味がないと僕が言うと、吉田は笑顔をもっと可愛らしいものにして反論した。 「じゃあもしりっちゃんが刀祢君の告白を待ったまま死んどたら?」 僕は黙ったまま俯いてしまった。 「まあ、今ここで言ってもただの独り言にしか聞こえないだろうから、みんなン前で」 僕の顔は赤くなったらしい。 「…恥ずかしいよぉ」 「だいじょぶだいじよぶ、今SCHOOL DAYZって番組でそういう企画あっから」 「そういう問題じゃないよ」 まあとりあえず応募してみるか―口に出た言葉とは裏腹の心持ちで、僕はその企画に応募した。 その結果―見事に我が高が選ばれてしまった。 「…………吉田から聞いたぞ、強運だな………お前」 びっくりした僕が振り向くと、告知ポスターの貼られた掲示板を階段の上から見つめながら乙木がぼそりと笑った。口角を少し上げただけの、些か不気味な笑いだった。 そして、収録日当日。4時間目の終わりを告げるチャイムまであと10分って時に連絡用の別のチャイムが鳴った。 「これより、『SCHOOL DAYZ』主催、『告白タイム☆』の収録を行います」 澄んだ冷血漢の声がした。 「告白したい奴は、放送室へ急げ!」 少ししわがれた熱血漢の声がした。 |
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要 律子(かなめ りつこ)―僕がラブレターを渡そうとした人物じゃないか。どうして殺されなきゃいけないんだ。僕の心は少しの怒りと衝撃と多くの悲しみが満ちていた。
「どうした」 乙木が無機質な声で尋ねて来るのが分かる。 僕はただ嗚咽で返事をし、大粒の涙を流し続けることしかできなかった。 乙木は暫く僕のそばを離れなかった。 「ううぅ…何で…律子さんが…ひっ……死ななきゃ…ましてや…………むごい方法で…ならないんだ」 結局僕は人目を気にせず、1時間何も頼まずにただ泣き続けた。 泣いても泣いても僕の心は晴れなかった。 その日以来、ぼくは彼女の事ばかり考え続けた。 悲鳴を聞いた時点で、駆け付ければよかった。僕があと一日早く告ってたら…。 新たなる情報が入る度に考えは深くなっていった。犯人が日頃から陰湿ないじめを受け、悲惨な家庭環境の持ち主だったという事、少数の生徒が犯人をいじめ、要さんを含む大多数は傍観者だった事(それでも僕の気持ちは変わらない)、担任はいじめを黙認していた事。彼がいじめられていたら、どうして救う事ができなかったのか。 |
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その日は僕にとって忘れられない一日となった。
1時間目の生物の時、上の教室から男女入り交じった悲鳴が漏れた。 何だろう、と僕は思った。 「助けて」という聞いたことのある声の悲鳴を聞いた僕は落ち着かなくなり、教室を出た。すぐに担当の先生につかまったが。 「勝手に飛び出すんじゃねえ!」 危ないかもしれないから、というのは分かったが僕は尋ねてしまった。 「どうして…ですか」 「とにかく教室で待機してろ!」 ********* 3分後、僕たちは強制的に一斉下校させられた。殺人事件があったとしか聞いてなかった。 帰りに僕はショッピングモールの中のラーメン屋へ入った。 そこでは僕の知り合いの知り合いの乙木健三郎がズブズブとラーメンを啜っていた。 僕の存在に気付くと、身振りですわっていいよと僕に言った。 「なあ乙木ぃ、確かお前クラス隣だったよな」 「ああ。………あの時うちのクラスも授業中だった。」 「どんな様子で、被害者が誰だったか説明してくれないか」 「私にもよくわからない。 ただ覚えてるのは野次馬どもの恐怖に満ちた顔と、周辺の教室から漏れる悲鳴ぐらいだ。吉田から聞いてないのか」 僕はその言葉に少しカチンときた。 彼は男装の女をそのまま男にして、感情が抜けたような口調でしゃべるのはいつものことだからいいのだが、今のような言葉をあのまま言われたら不快なことこの上ない。 そう思いながら僕はイスから立ち上がろうとした、その時だった。 テレビの女性ニュースキャスターが件の事件を伝えていると、一人の少女の死を伝えた。 「たった今入った情報によりますと、午前11時頃、意識不明の渋滞だった要律子さん(17)が失血によるショックで亡くなられました。 これで、この場にいた生徒先生全員が亡くなられました。」 要律子―その名を聞いただけで僕は目眩を覚えた。 |
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