２７ メアリ・セレステ号 プロローグ

この話は、実際のメアリ・セレステ号の伝説とは一切関係ありません

その船は、乗組員なしという、不可解な状況で予定通りの期間でコースを外れずに航海した。
調べたところ、朝ご飯の準備はされていたようだ。その食べ物とかは、不思議なことに100年以上経った今でもまだ腐ってはいない。
もう一つ恐ろしいことが、この船にはあった
乗組員シーザー・マスの部屋の前には、裸の瓶が転がっている。
そいつを拾おうとすると、『返せ～～～返せ～～～』って聞こえてくるのだ。
元の場所に置くと聞こえなくなる。
ある馬鹿が瓶を盗んだら、夜な夜なシーザーの取り立てに遭い、精神が参りそうになり一か月後に返した

それから何年かして、ある女学生の元に、一通の手紙が来た